6/16開催レポート
講師:清田大介
セミナーは、約1時間の座学からスタート。銀一スタジオさんのセミナールームにて、日中シンクロの撮影に必要な機材、撮影時の注意点、撮影時の考え方を、作例を交えながら解説しました。
座学に続いて、野外で撮影実習。梅雨の合間に晴れてくれたのは良かったのですが、むしろ日差しが強すぎて、撮影環境としては難易度が高い中での実習となりました。 講師の清田さんが解説をしながらデモンストレーション。
モデルは、清田さん作品ではおなじみの大川由貴( @yuki931206 )さん。衣装デザイナーでもある彼女がつくったドレスで登場です。暑くて日差しが強い中で、2時間余り、多数の参加者に応えてポージングやりきる大川さん。
ほとんどの参加者は角型フィルターは初体験とのことでしたが、GNDフィルターを使用して、炎天下でのフィルターワークにトライしていました。
撮影後、スタジオに戻って撮影した写真を清田さんがライブでレタッチ。「現場で光学的に作り込んでいるので、効率の良くレタッチができる」と清田さん。
作品らしさを演出するためのレタッチテクニックを紹介しました。
参加者の作品
金子傑周さんの作品
川津一臣さんの作品
講師からのコメント
清田大介さん
今回はNiSIのNDフィルターと光量のあるストロボ (NissinさんのMG10) を使って日中シンクロを座学・実践させていただきました。梅雨の時期でしたが、非常に天候に恵まれ、ピーカンの中での撮影となりました。
むしろ天候に恵まれすぎて、撮影としては非常に難度が高く、光の処理の仕方、モデルさんのポージングや現場でのオペレーションなど、実践的で深い内容になったのではないかと思っております。
GNDフィルターを用いて光学的に処理をしているため、現場でしっかりと画作りができました。色味などレタッチ耐性のあるデータで撮影できているため、各々の表現がさらに幅広くできたのではないかと、セミナーを通して実感しました。
今後もこのようなチャレンジをみなさまとともに行ってまいります。この度は誠にありがとうございました。
撮影:清田大介
清田大介
デザイナー兼フォトグラファー。ブランディングが必要な経営者、アーティスト、モデル、表現者のプロフィール撮影、各種宣材撮影、CDジャケット撮影などの撮影が多数。TIFA、IPAなど国際的なコンテスト、東京カメラ部など多数のコンテストなどに入賞。雑誌、書籍への執筆、展示会も多数開催。
ウェブサイト
連写、連続発光に強いマシンガンストロボ。グリップタイプ。発光部に高耐熱クオーツ管を採用。フルパワーでの連続発光にも耐える設計で、シャッタータイミングを逃すことなく撮影に集中できます。
Nano IR コーティングが施された高品質な光学ガラス製のフィルター。構図に合わせてフィルターをかける位置を調整することができるため、表現の幅をより一層たかめてくれます。