Q. 「PL」と「CPL(サーキュラーPL)」の違いは何ですか?
A. CPL(サーキュラーPL)は、通常の「PL」に1/4λ位相差板を組み合わせたものとなります。
一眼レフカメラは、レンズを通った光がハーフミラーによって、ファインダーに導かれる光と、ピント合わせや測光に使われる光とに分岐されます。この機構のカメラに「PL」を使用すると、ハーフミラーの光を分岐させる機能に干渉が起こり、AFや測光機能が作動不良になります。
一方、CPL(サーキュラーPL)の場合、偏光膜を通過した直線偏光が位相差板を通過すると、円を描くように回転する光(円偏光)に変化します。これによりカメラのハーフミラー及びローパスフィルターへの機能干渉を避けることができ、露出計やオートフォーカスを正常に動かすことができます。
「PL」と「CPL」では反射を除去する効果はどちらも同じです。