PASHADELIC グローバルフォトコンテスト2018 展示会・授賞式レポート
今年の1月から3月にかけて開催され、世界中から約4,000点もの応募作品が集まった、「PASHADELIC グローバルフォトコンテスト2018」。その入賞作品の授賞式が、2018年7月7日(土)、東京・丸の内で開催されました。NiSiもサポートする本コンテストの発表会の模様をレポートします。
会場は、東京・丸の内の「KITTE」1階吹き抜けのホール。優秀作品20点が前日より展示され、スポンサー各社のブースも設置。ホールをゆく人が、大きく引き伸ばされた見事なプリントに惹きつけられて、入賞作を見たり、記念写真を撮ったりしていました。
発表会は、パシャデリック代表であり、自身も風景写真家である山村健児さんによる、風景写真解説からスタート。写真家はいかに苦労して、2度とない瞬間を捉えているのか、それを踏まえて、どんなポイントを見ればより風景写真が楽しめるのかなど、風景写真の楽しみ方について解説。
次に、本コンテストのレビュー。応募総数は約4,000点、世界中からの応募、特にロシアや東欧からの応募が多かったことなどを紹介。そして審査員の紹介と、審査員からの講評です。今回は7名の審査員が審査、会場には、3名の審査員、井上浩輝さん、鎌田光彦さん、Elia Locardiさんが来場。いずれもクオリティが高い作品で、同点が何作もあり、たいへん接戦となったことが紹介されました。
いよいよ受賞作、5作の発表です。5位から順に発表される入賞作品。受賞者には、スポンサーからの商品もあわせて贈呈。それぞれの作品について、審査員からのコメントと共に送られました。NiSiからは、「NiSi 100mm System V5 PRO Holder Kit」などを贈呈しました。
そして、見事1位に輝いたのは、トルコ在住のLeylaさんの作品「strawberry greenhouses」。審査員の井上さんは「題名を見ずに写真を見て、かごの中はなんだろうと想像をめぐらせた。タイトルを見て何がテーマがわかるけれど、テーマそのものは写っていないという、写真の背景にあるストーリーを楽しませてくれる作品です」。鎌田さんは「地上からは想像できない角度からの写真で、見事な構図です」。Eliaさんは、「見るのをやめられないくらいCoolすぎる作品。延々に続く印象を人の視線に与えてくれる見事な構図」とそれぞれコメントしました。
最後は受賞者全員と審査員で記念撮影を。海外からの受賞者も多く、受賞者全員は参加できませんでいたが、結果的にとてもインターナショナルなコンテストとなったようです。
授賞式のあとには、風景写真の撮影方法やタブレットを使ったワークショップなども開催。入選作である花火の写真を大きく引き伸ばした記念撮影ブースや、コメントを書き込めるウォールも用意されて、授賞式を見に来た方も、たまたま居合わせた方も、写真を見たり、参加して楽しんでいただけた授賞式となりました。
受賞作品
1st place
strawberry greenhouses / Leyla
2nd place
Good Morning Autumn / Phaengy
3rd place
4th place
Volcano Etna Eruption / guiseppefamiani