非球面レンズとED(特殊低分散)ガラスを組み合わせた10群12枚の光学設計により、広角レンズで目立ちやすいディストーションや倍率色収差を補正、レンズ周辺領域まで高い描写性能を誇ります。
撮影:Martijn Kort / F8, 1/6秒, ISO400
画面左下を100%拡大/細部まで細密な描写
中央上部100%拡大/高コントラスト下でも色収差が極めて低い
画角112°のワイドビューできわめて広いパースペクティブ効果を活かし、風景や建物など、目の前に広がる光景をダイナミックに写し出します。最短撮影距離0.2m、背景のボケ味を生かして、立体感を強調した近接撮影も可能です。
撮影:Martijn Kort / F8, 25秒, ISO160
画角112°と超広角でありながらも、ディストーションが極めて低い光学設計。広角レンズで目立つ樽型歪曲を高いレベルで補正、建築物の直線をほぼ歪みなく描写します。
撮影:Martijn Kort / F8, 1/40秒, ISO100
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対応マウント | ソニーEマウント / キヤノン RFマウント / ニコン Zマウント / フジフイルム Xマウント / Lマウント |
焦点距離 | 15mm |
開放絞り | F4 |
最小絞り | F22 |
画角 | 112° |
最短撮影距離 | 0.2m |
最大撮影倍率 | 0.13 |
レンズ構成 | 10群12枚 |
絞り羽根 | 10枚 |
フォーカス | マニュアルフォーカス |
フィルター径 | 72mm |
サイズ/質量 | Eマウント: 79mm x 87mm/447g RFマウント:79mm x 79mm/453g Zマウント :78mm x 82mm/470g Xマウント :75.92mm x 81mm/447g Lマウント :75.9mm x 79.96mm/446.5g |
A. MTFとはModulation Transfer Functionの略で、レンズの評価指標のひとつです。
被写体のコントラストの再現性能を空間周波数特性としてグラフで表示したもので、このグラフからコントラストと解像度の性能を読み取ることができます。
NiSi 15mm F4 ASPHのMTF特性図
縦軸:コントラストの値を表示。最大値を1とし、1に近いほどコントラストが良くなります。
横軸:画像の中心からの距離を表示。サイズはセンサーのサイズを表示しています。
レンズは一般に中心線から離れると数値が下がるため、スミに到るまでできるだけ最大値に近いほうが性能は良いとされます。
赤線(101)はコントラストの性能を示し、青線(301)は、解像度の性能を表しています。
また、T(実線)は放射方向の特性、S(破線)は同心円方向の特性をあらわしています。2つの特性を表示しているのは、レンズには非点収差があるためで、この2つの特性が近い値を示すほど、自然な描写が得られ、ボケ味もよいとされています。