ブラックミストで街のイルミネーションを撮る

「街中のイルミネーションを撮ろうと思った時に映画のような雰囲気を出したい」そんな時に役に立つのがブラックミストです。
ブラックミストは、ハイライトとなる光源部分をふわっと柔らかく、シャドウ部分を持ち上げ、全体的にソフトな写りを実現します。夜の街を映画の世界のように切り取りたいという時にぴったりなフィルターです。今回は、1/4を使用しています。

BEFORE

AFTER

電飾の光をソフトに拡散、そして、木の暗部の写りに関して、シャドウを持ち上げることで全体として優しい雰囲気を演出しつつ、映画のような写りを実現することができました。街のイルミネーションを撮りたい時に全体の明暗差（コントラスト）が気になるといった時に諧調を緩やかにしてくれます。
そして、木の枝や葉に着目してほしいのですが、全体としてソフトに仕上げつつも、細部のディティールを崩さず、写すことができています。

明暗差のある場所でより効果を感じることができる

明るい室内など明暗差があまりない場面ですと、その効果を感じにくいので、ブラックミストの効果をより強く演出したい場合は、屋外のイルミネーションがおすすめです。
ただ、明暗差が強すぎる場合は、カメラの露出設定が難しくなる場面も多いので、注意が必要です。屋外で光のひとつひとつが小さい電飾のイルミネーションや街灯などからチャレンジしてみるのがおすすめです。