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Interview with Steve

スティーブ・ゴーダン、36歳。フランス・パリ郊外出身で、現在は日本で10年間フリーランスの写真家として活躍している。アスリートとの撮影が多いスティーブ。今回、彼の写真家としてのジャーニーと、NiSiのフィルターを使用した感想を聞いてみた。

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幼少期からクリエイティブな分野に興味を持っていたスティーブ。小さい頃は、父と同じイラストレーターになることを夢見ていたそうだ。父は日本文化に深く魅了されており、日本の出版物や禅の実践を通じてその文化に親しんでいた。そうやって父が日本旅行から持ち帰った写真や話に触発され、またティーンエイジャーの頃パリでも日本食や漫画、ビデオゲームが流行し、スティーブも日本を訪れたいと思うようになったという。
日本を初めて訪れた際、スティーブは日本の清潔さ、食文化の素晴らしさ、人々のあたたかさに強く惹かれた。そして日本で出会ったファッション写真家に影響を受け、「ここで写真家として活動してみるのはどうだろう?」と考えるようになった。カメラ一つで自由に表現できる写真の世界に魅力を感じたスティーブは、その思いが日本への移住を決意するきっかけとなった。以来、彼は日本で活動を続け、すでに10年が経過した。

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スティーブは多趣味で、特にバスケットボールが好きだ。バスケットボールは彼の写真家としての活動にも大いに影響を与えたという。日本に来る前、ニューヨークに住んでいた頃、バスケットボールに夢中だったスティーブは、コートや選手のポートレートを撮影していた。そのうちドキュメンタリー写真への愛が芽生え、情熱を持った被写体と一緒に仕事をする喜びを認識することとなった。この活動を通じて、スポーツ関連の仕事が増え、色々なスポーツブランドの広告キャンペーンで多くのアスリートを撮影するようになった。最も興奮したプロジェクトは、大好きなNBA選手のステフィン・カリーの撮影。2019年に彼が来日した際、ドキュメンタリープロジェクトでカメラマンとして参加したとのこと。

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そうして、動く被写体のおもしろい撮り方を模索するようになったスティーブ。主に使用しているカメラはSony α7R V / IV。信頼性が高く速いため、動きの多い被写体に適している。ただ、もっとゆっくりとしたポートレート撮影にも挑戦したいため、別のタイプのカメラにも興味があるそうだ。最近、NiSiのブラックミストフィルターも試した。以前使っていたフィルターよりも耐久性があり、ハイライトがより均一になる効果に感動し、これからの撮影に使うのが楽しみだという。

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