GNDフィルターで朝日と桜を撮る

GNDフィルターは、空の明るさを抑えて地上との明暗差を整える効果のあるフィルターです。これにより、空が白飛びするのを防ぎながら、地上の風景もしっかりと描写することができます。今回は、GNDフィルターを使った朝日と桜の撮り方をご紹介します。
- 使用フィルター:GNDフィルター:『X100 フィルターシステムGND8』
日の出と地上の桜を撮影しようとすると、太陽の直射光で空は非常に明るくなり、影になった地上は暗くなるため、明暗差が大きくなります。地上に露出を合わせると空が白飛びしてしまいます。そこでGNDフィルターを装着し、空の部分のみ露出を抑えることで、地上と空の両方が見える明るさに整えました。太陽が空をオレンジ色に染める様子と、桜の佇まいの両方を美しく切り取ることができました。
X100 フィルターシステムにGND8を装着したところ。軽量コンパクトなX100VIに簡単に着けられ、フットワーク軽く本格的な風景撮影ができる。

NDフィルターを装着して雲の流れを表現する

SS:30秒 F値:F10 ISO:125 フィルター:『X100 フィルターシステム GND8+ ND8』を使用して撮影
長時間露光にすることで、山の下方に出ている雲の動きを表現したいと考えました。しかし、日の出直前で明るく、さほどシャッター速度を遅くすることができません。そこでNDフィルターを装着し、露光時間を30秒に設定。長時間露光による雲のなめらかな動きを表現することができました。
『X100 フィルターシステム』は、同梱の角形フィルター2枚を装着できます。GNDフィルターとNDフィルターを重ね付けすることで、空と地上の露出差を埋めつつ全体の露光量を抑え、幻想的な朝日と桜の風景を表現できました。
X100 フィルターシステム
FUJIFILM X100シリーズ専用に設計された角型フィルターシステムです。軽量かつ耐久性の高い削り出しのアルミニウムボディを採用、フィルターは光学ガラスを使用した高精度な製品です。ホルダーは360度回転するため、構図に合わせてフィルター位置を自由に決めることができます。
商品詳細