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FILTER TIPS

PLフィルターとNDフィルターで川面の花びらを表現する

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PLフィルターは、水面や葉の表面の反射を抑えて、質感や色彩を引き出す効果のあるフィルターです。一方、NDフィルターは、光の量を減らすことでシャッタースピードを遅くし、動きのある被写体をなめらかに表現するのに適したフィルターです。今回は、PLフィルターとND1000フィルターを組み合わせ、春の恩田川をゆっくりと流れる桜の花びらの動きを、しっとりとした質感と幻想的な流動感で描き出した作例をご紹介します。

  • 使用フィルター:PLフィルター + ND1000フィルター
BEFORE
BEFORE
AFTER
AFTER

恩田川の川面を、さらさらと流れていく桜の花びらの動きを表現するために、PLフィルターを使用しました。PLフィルターを使うことで、水面のテカリが抑えられ、花びらの柔らかな色味と流れの軌跡がよりはっきりと描写されます。
 さらに、ND1000フィルターを重ねて243秒という長時間露光で撮影することで、花びらの流動感と静けさが同居するような幻想的な世界を切り取りました。小枝が乗った苔むした岩も、長秒露光により背景から際立ち、意思を持って佇むような存在感のある1枚に仕上がりました。
 花びらの動きを写したいときに露光時間が長すぎると、流れの痕跡が薄れてしまうこともあります。1枚シャッターを切るごとに丁寧に確認して調整することで、ベストな一瞬を切り取ることができます。

ONE POINT

PLフィルターと絞りだけで表現を変える

PLフィルター1枚だけでも、絞りを工夫することで表現を変えることはできます。右の写真はPLフィルターを装着し、絞りをF36まで絞って露光時間を0.8秒にしました。川面をぐっと暗く落とし、花びらをぶらしています。

作例A
作例A / SS:30秒, ISO:100, F8
作例B
作例B / SS:180秒, ISO:100, F8
作例C

PLフィルター

反射光を抑え被写体本来の色を表現する PLフィルター。水面や窓ガラスの反射を消したり強調したり、青空や霞んで見える遠景をより鮮明に写したい時などに使います。

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NDフィルター

レンズを透過する光の量を減らすためのフィルターです。光の量を減らすことで、シャッター速度を意図的に遅くしたり、絞りを開けたりするときに使うフィルターです。

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X100 フィルターシステム

FUJIFILM X100シリーズ専用に設計された角型フィルターシステムです。軽量かつ耐久性の高い削り出しのアルミニウムボディを採用、フィルターは光学ガラスを使用した高精度な製品です。ホルダーは360度回転するため、構図に合わせてフィルター位置を自由に決めることができます。

商品詳細
X100 フィルターシステム
X100 フィルターシステム
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