ブラックミストで秋のススキ畑を撮る
「秋の光に照らされた黄金色のススキを優しい雰囲気で撮りたい」
逆光の状況下で難しいのがカメラの露出設定。シャドー部分を気にすると、ハイライト部分が白飛びしてしまうなど露出の設定が難しい場面でもブラックミストはその力を発揮してくれます。
ブラックミストを使うと、光(ハイライト)を拡散し、影となる部分(シャドー)を引き上げてくれることで全体のトーンを滑らかに優しい写りに仕上げてくれます。
ススキの群生地にて夕方の逆光の状況下で撮った2枚ですが、比べてみるとまず上部のハイライトが優しく拡散されて秋の光の雰囲気を優しく演出することができています。
そして、下部のシャドーですが、ススキの茎の影となる部分を引き上げることで滑らかなトーンで写すことができました。
光と影のメリハリが強すぎると感じた場合に使用してみるのもおすすめです。
ONE POINT
前ボケや綺麗な光を活かした撮影のコツについて
黄金色に輝くススキのおすすめの時間帯は、陽が傾いている朝方や夕方の時間帯。まず、カメラの位置(目線)をススキと同じ高さになるようにして光の入り方を調整していきます。その時に太陽光を画角内に入れすぎると白飛びしてしまうので注意しましょう。
レンズに関しては、単焦点や望遠で、絞りに関しては、開放寄りの設定がおすすめです。ボケが強すぎたり気になる場合は、少しずつ絞って調整してみましょう。
空と夕日と地上の景色を白飛びさせずに綺麗に写したいという場合は、是非こちらの記事も参照してみてください。
ブラックミスト
NiSiのシネマ用角型フィルター「Allure Mist Black」を円形フィルターとして再開発。内包の拡散材で光を拡散し、柔らかい雰囲気に。ハイライトとシャドウ部分のコントラストを抑えつつ、シャープネスは保ちます。
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