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ソフトフィルターとクリップオンストロボで夜のポートレートを撮る

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夜の街中の人物撮影で街明かりのみだと、明るさが足りずノイズが出たり、ピントが浅くなってしまう恐れがあるため、ライティング機材が必要になる場面があります。
そんなときに被写体にクリップオンストロボで直接、光を当てて撮影すると、コントラストがはっきり出過ぎてしまい、硬いイメージになりがちです。
今回は、アルーアソフトを使い、ストロボによる光の印象を柔らかくし、全体のトーンをソフトな雰囲気に、かつ街明かりを幻想的に仕上げました。

BEFORE
BEFORE
AFTER
AFTER

アルーアソフトを使うことで全体の雰囲気を優しく仕上げることができました。
まず、背景となる街明かりのハイライトを拡散させ、印象を和らげています。
そして、被写体の肌のトーンや服装のコントラストがソフトになり、クリップオンストロボによる硬い光のイメージを柔らげることに成功しました。
夜の撮影のイメージを変えてみたいというときにおすすめです。

ONE POINT

優しい雰囲気に仕上げたい時は、F値は開放寄りがおすすめ

F3.5で撮影
F3.5で撮影
F8で撮影
F8で撮影

同じ条件下でアルーアソフトを使い、F3.5とF8.0で撮影した作例です。
F8では全体的にシャープな写りとなり、かつハイライトの優しい滲みが弱くなっています。夜の街中でアルーアソフトの効果をより強く出したいときは、F値は、開放寄りがおすすめです。
ただ、開放寄りで撮ると街中の明かりの強さによっては、ハイライトの滲みが強くなりすぎてしまったり、ハレーションなどが気になる場面もあるかと思います。
そんな時は、少しずつF値を絞り、露出を調整しながら理想のイメージになるようにしてみましょう。

Allure Soft

シャープネスを落とし被写体をソフトに描写。解像感やディテールは失わずに、やわらかな印象を写真に与えます。さらに、光を拡散して光源の周辺にハレーションを生むグロー効果は、光に広がりやアクセントを加えます。

商品詳細
Allure Soft
Allure Soft