CPLフィルターで果実の瑞々しさと色彩を引き出す
CPLフィルターは、被写体表面の反射を抑え、本来の色味や質感を際立たせるフィルターです。果物やガラス食器など、反射が目立つ被写体に特に有効です。
今回は窓辺からの柔らかな自然光のもと、季節のイチジクを使った朝食の風景を撮影しました。CPLフィルターを装着することで、イチジク表面の光の反射を抑え、果実本来の瑞々しさと深みのある色味を再現することができました。表皮の細かな質感や果肉の立体感がより際立ち、光沢と鮮やかさがバランスよく調和した印象に仕上がっています。さらに、反射が抑えられたことで、全体の色彩が自然に引き締まり、料理の美味しさや温もりまでも伝わる一枚になりました。
ONE POINT
CPLフィルターを使う際は、シズル感（食欲をそそる質感）を残しつつ、不要な反射を抑えることが大切です。装着後は、カメラのモニターを見ながら効果の強弱を確認します。効果が最大になる位置まで回したあと、少しずつ弱めていくことで、繊細で自然な質感表現が可能になります。
自然な色を保ちながら、独自の偏光フィルムによって黄色の色かぶりを防ぎ、被写体の色を忠実に再現します。空の青さを深め、葉の緑を強調し、水面やガラスの反射を除去するのに理想的なPLフィルターです。
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