PL+NDフィルターで紅葉と滝の流れを撮る

PLフィルターは表面反射を抑えて色や質感を際立たせ、NDフィルターは光量を抑えてシャッター速度をコントロールできる効果があります。この2つのフィルターを組み合わせることで、紅葉の鮮やかさと水の流れの表現を同時に高めることができます。今回は、北海道・美瑛町「白ひげの滝」で撮影した比較作例をご紹介します。
フィルター未使用で撮影すると、葉や水面に強い反射が残り、紅葉の色が白っぽく見えて水流の青もやや淡い印象でした。PLフィルターで余分な反射を抑えることで、木々の赤・黄・緑の彩度とコントラストが際立ち、水底の石や岩肌の緑まで見通せるような描写になっています。さらに、ND8フィルターで約3段分減光し、シャッター速度を0.6秒に設定することで、滝の流れが絹のようになめらかに描かれ、静と動が共存する印象的な1枚に仕上がりました。
ONE POINT
ストレスなく2枚重ねて、風景表現の幅を広げる
PLとNDを重ねて使うことで、色彩の鮮やかさと水の流れの表現を同時に高めることができます。通常、2枚のフィルターを組み合わせると着脱や調整が煩雑になりがちですが、JetMag Proシステムならマグネット式で簡単に装着・交換が可能。撮影現場でもスムーズに切り替えられるので、光の状態に合わせて柔軟に対応できます。
自然な色を保ちながら、独自の偏光フィルムによって黄色の色かぶりを防ぎ、被写体の色を忠実に再現します。空の青さを深め、葉の緑を強調します。
フルスペクトラムND技術により、色かぶりのない純粋な中立色を実現したFS NDフィルター。理想とするシャッタースピードを簡単に実現し、クリエイティブな作品に最適なフィルターです。
