NDフィルターで花火を撮る
夏の夜空を彩る打ち上げ花火。花火の形を綺麗に写すにはスローシャッターで撮る必要がありますが、そのまま撮ったのでは白飛びしてしまいます。可変NDフィルターを使うことで、スローシャッターでも白飛びせずに綺麗な打ち上げ花火を写すことができます。
BEFORE
AFTER
大きな尺玉の打上花火は、打上げから閃光が一番広がるまでの間が長いため、15秒程度シャッターを開けていなければ、花火全体の形が写真に収まりません。しかし花火の閃光は明るいため、F値を絞って(F8~11程度)感度を下げても(ISO100)、前述した露光時間では白飛びしてしまうため花火の色が表現できません。そこで、可変NDフィルターを用いて露出を抑えることで、スローシャッターでも白飛びせず、鮮やかな打ち上げ花火写真を撮ることができます。
ONE POINT
固定ND or 可変ND?
打ち上げ花火の撮影では「ND4」、「ND8」などの減光量固定のNDフィルターを使用することが一般的です。固定NDの場合は、主に絞りを調整することで適正露出にしますが、可変NDの場合は、カメラ側の設定(露出、シャッタースピード、ISO)は固定のまま、打ち上げ花火の明るさに合わせてNDの濃度をレバーを回しながら調整することができます。
可変ND TRUE COLOR ND VARIO
1~5ストップ(ND2~32)の範囲でND濃度を調整できる可変NDフィルター。ストッパーによりフィルターの可動域を制御することで、X状のムラが発生を抑え、NiSi独自のTRUE COLORテクノロジーが可変NDの課題であった黄色かぶりを解消、マスターレンズと同じ色あいを保ちます。
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