ソフトフィルターで日中の硬い光をやわらげてポートレイトを撮る

夏の強い日差しの下、屋外でポートレート撮影を実施するときに気になるのが光の硬さ。そんなときにアルーアソフト(ソフトフィルター)を使うことで、ハイライト部分を中心としたソフト効果によって光の印象を優しく変えることができます。
今回は、比較的太陽が高い位置にある日中に撮影しました。夏などは特に海などのロケ撮影で日射しが強い場面で撮影することも多いかと思います。日中の撮影時に硬い光の印象をやわらげたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
Allure Softフィルターを使用して撮影しました。蝋燭の光が広がり、画面全体で光の占める割合が多くなったことで、明るい印象になりました。また、光が拡散したことで背景の黒い部分も持ち上がり、テーブルセッティングの気配も伝わりやすくなります。

次にソフト効果をより強く出すために、画角内により光が入るように調整した作例で比較してみました。画角に太陽光が直接入るように調整しソフト効果を強調することで、その場の湿度や空気を感じさせる雰囲気を演出することができます。夏の映像撮影などで使うのもおすすめです。
ブラックミストとの違いは、シャドウ部の写り。黒を引き締めたまま写すことのできるアルーアソフト

ブラックミストとアルーアソフトの大きな違いのひとつがシャドウ部の描写です。アルーアソフトの特徴は、黒を引き締めたままグロー効果が表現出来ることです。そのため、シャドウ部にフェード感が出るブラックミストとは用途が大きく変わってきます。
上記作例は、明暗差の強い場面でアルーアソフトを使用した作例です。シャドウ部分に着目してみてると黒が引き締まったまま、光の部分に大きくソフト効果が出ている写りになっています。
より詳しいアルーアソフトとブラックミストの違いについては、下記の記事をご参照ください。作例を交えながらより詳しくその違いを解説しています。
Allure Soft
シャープネスを落とし被写体をソフトに描写。解像感やディテールは失わずに、やわらかな印象を写真に与えます。さらに、光を拡散して光源の周辺にハレーションを生むグロー効果は、光に広がりやアクセントを加えます。
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