NDフィルターで静かな海面を表現する
明るい時間帯に、長時間露光ならではの個性的な海の写真を撮ってみたい!減光量を調整できる可変ND VARIOフィルターを使って、日中では切れないスローシャッターを用いながら常に波が立つ海を、穏やかな海として表現した写真を狙えます。
BEFORE
AFTER
常に波が立っている海を、無風状態の“静かな水面”として表現する場合、スローシャッター(おおよそ5~10秒以上)を用いた長時間露光を行う必要があります。しかしまだ明るい時間帯では、数秒にも及ぶシャッタースピードを選択できないため、露光量を調整できるNDフィルターを用いて意図的に暗くすることで、どんな時間帯でも“静かな水面”を表現することができます。この写真は、1.5~5stops(ND3~ND32)の可変ND VARIOを使用して撮影しています。
ONE POINT
水面の動きは、シャッタースピードでコントロール!
シャッタースピードを変化させることで、水面の動きが好みの表現になるように調整することが可能です。上のBEFORE/AFTERでは「止める(1/60秒)」「なだらか(30秒)」と、両極端となる表現を行っていますが、この写真ではBEFORE/AFTER写真のおよそ中間となる、適度な海面の動きになりそうな10秒のシャッタースピードを設定しています。その際の最終的な明るさ調整は、可変ND VARIOの調整レバーを回して減光量を調整しながら適正露出に近づけました。
可変ND TRUE COLOR ND VARIO
1~5ストップ(ND2~32)の範囲でND濃度を調整できる可変NDフィルター。ストッパーによりフィルターの可動域を制御することで、X状のムラが発生を抑え、NiSi独自のTRUE COLORテクノロジーが可変NDの課題であった黄色かぶりを解消、マスターレンズと同じ色あいを保ちます。
商品詳細