GND フィルターで棚田と夕日を撮る
朝日や夕日を撮るとき、太陽に明るさを合わせると、 逆光になった手前の風景が暗くなってしまいます。 棚田の美しい風景も明るく見せるためには、GNDフィルターを使います。
BEFORE
AFTER
GND フィルターを使うと、空と地上の明るさの差 (明暗差、露出差)を小さくできるので、太陽と棚田の両方を見せることができます。 レタッチも素早く綺麗に仕上がります。
レタッチ後の完成形
ONE POINT
空と地上の明暗差はどのくらい?
GND フィルターの濃さの選択で迷ったら、ISO 感度と絞りを固定して、 空と地上の露出差を測ってみます。たとえば、空に露出を合わせるとシャッター速度は 1/500 秒、地上に露出を合わせるとシャッター速度は 1/60 秒になる場合、露出差は4段。GND16(4 段減光)を選択するとベスト、ということになります。
| 絞り | F11 | F11 | F11 | F11 |
|---|---|---|---|---|
| ISO感度 | 200 | 200 | 200 | 200 |
| シャッター速度 | 1/60秒 | 1/125秒 | 1/250秒 | 1/500秒 |
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| 地上に明るさ合わせると1/60秒が適切な明るさになる。 | 4段分の露出差 ND16 |
空に明るさを合わせると1/500秒が適切な明るさになる。 | ||
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リバースGND16
GND フィルターはグラデーション ND フィル ターの略で、半分だけ ND 効果があるフィル ター。露出差の大きいシーンで、均一の明る さに近づけることができます。ここでは ND 部分の濃度が 16 のものを使用しました。
