PLフィルターで紅葉(もみじ)を撮る
街中で赤く染まる綺麗な紅葉を見かける秋。スナップ感覚で撮りたくなる時期ですね。実際にもみじを撮ってみるとハイライト(葉の光の反射)が気になる。カメラ内の設定を「ビビッド」や「風景」のモードに変えても色が出ない、そんな時に役に立つのがPLフィルターです。カメラ内の設定やソフトによるレタッチで色を引き出す方法でなく、いつものカメラの設定で光の反射を抑え、コントラストを強めるという方法でもみじの色をより鮮やかに写し出します。
葉に注目してみると、太陽光が反射を抑え、白のハイライト部分を除去し、より赤の色味を引き出すことができました。
反射を抑えることで葉のディティールをより鮮明に写すことができます。撮影後に編集ソフトなどで後からハイライト部分を調整すると、白い部分は白飛びとして、鮮明に写し出すことが難しい場面もありますので、撮影時にPLフィルターを使って先に鮮明に写すこともおすすめです。
「雨の日にも役に立つPLフィルター」
光の反射をコントロールするというイメージから、晴天の日の使用を想定する方も多いと思いますが、実は、雨や曇りの太陽が出ていない日にもその効果を実感することができます。葉が曇った空の白を反射する場面があります。
ただ、すべての反射を除去するとのっぺり見えることがありますので、そんなときはコントロールリングを回して、反射を調整しながら好みの写りを探してみるのもおすすめです。水に濡れた葉のしっとりとした質感を表現したい場合などにコントラストを調整しながらお好みで試してみてください。
是非、こちらの記事も合わせて読んでみてください。フィルターの調整方法なども記載しています。
True Color CPL
偏光膜からコーティングまで全てを一新して色かぶりを解消したPLフィルター。従来の偏光膜は波長域が 400~480nm付近の紫色や青色の光が吸収されてしまいます。青成分がカットされることで、黄緑色の色被りとして写真に現れてしまう課題がありました。新開発の偏光膜は可視光全域における透過・吸収の均一化を徹底的に突き詰め、各波長の透過率(吸収率)の差を極めて小さくすることにより、ニュートラルな色再現にも成功しました。
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