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従来の偏光膜は波長域が 400~480nm付近の紫色や青色の光が吸収されてしまいます。青成分がカットされることで、黄緑色の色被りとして写真に現れてしまう課題がありました。新開発の偏光膜は可視光全域における透過・吸収の均一化を徹底的に突き詰め、各波長の透過率(吸収率)の差を極めて小さくすることにより、ニュートラルな色再現にも成功しました。
「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」対応
112mm径のフィルターを、純正のレンズフードまたはNiSi「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sレンズフード」を介して装着できます。
従来の偏光膜は波長域が 400~480nm付近の紫色や青色の光が吸収されてしまいます。青成分がカットされることで、黄緑色の色被りとして写真に現れてしまう課題がありました。新開発の偏光膜は可視光全域における透過・吸収の均一化を徹底的に突き詰め、平行位と直交位における各波長の透過率(吸収率)の差を極めて小さくすることにより、ニュートラルな色再現にも成功しました。
従来品のCPLが全体的に黄緑色に転ぶのに対して、TRUE COLOR CPLは色被りがありません。
フィルターを使用しない際の地面の色や水面の色と比較して、色かぶりがなく元の色調を保ったまま反射を抑え、風景本来の色を描写することができます。
金属による光の反射は、被写体本来の色を損ねてしまったり、立体感が乏しい写真になる原因となります。PLフィルターを使うことで反射が抑えられ、被写体の質感や色が際立つ写真に仕上がりました。
高透過率のガラスに特殊研磨を重ね、高い平面性を実現しました。精密な描写力が得られる超高画素機での撮影においても、その解像度を損いません。
解像度テスト
フィルターなし
TRUE COLOR CPL
TRUE COLOR CPL 拡大図
従来のBBAR(広帯域ARコーティング)をこれまで以上に進化させたNiSi独自の反射防止コーティング技術により、フィルターの面反射率を0.35%以下に抑え、広い帯域の光線の透過率を向上させました。これにより、ゴーストやフレアの原因となる反射を抑制し、ヌケのよいクリアな画像を実現します。
また、優れた撥水、撥油コーティングでメンテナンスも容易に。フィルターについた埃、指紋、水垢などを簡単に拭き取ることができます。
面反射率
透過率
偏光膜は湿度や温度の変化で劣化しやすく、これが偏光板の経年劣化の原因となっていました。この課題に対してNiSiはシネマ用フィルターで採用してきたシーリング技術を応用することで、従来のガラス外周黒塗り加工に比べ、遮光性と気密性を飛躍的に向上させました。シネマシーリング技術は特殊な接着剤により偏光板を挟むガラスの外周を完全に密閉。光漏れによる内面反射を防止すると同時に、湿気の侵入も防ぎ製品寿命を延ばします。
シーリングなし
従来のガラス外周黒塗り加工
シネマシーリング
Table header 1 | Table header 2 | |
---|---|---|
製品名 | TRUE COLOR CPL | Ti エンハンスド CPL |
コーティングの種類 | HUCコート II | HUCコート |
表面反射率 | 0.35%以下 | 0.6%以下 |
撥水・防汚コート | エンハンスド | エンハンスド |
外周加工 | シネマシールド | 黒塗加工 |
フィルター枠 | アルミ合金 | チタン合金 |
薄枠設計 | ○ | ○ |
特徴 | 従来の偏光膜は、青成分がカットされることで黄緑色の色被りがありましたが、新開発の偏光膜により、ニュートラルな色再現に成功しました。 | NiSi独自の加工により発色の鮮やかなPLフィルター。風景や人物撮影を演出します。広帯域反射防止コーティングで低反射仕様。チタンフレームで衝撃に強い。 |
A. CPL(サーキュラーPL)は、通常の「PL」に1/4λ位相差板を組み合わせたものとなります。
一眼レフカメラは、レンズを通った光がハーフミラーによって、ファインダーに導かれる光と、ピント合わせや測光に使われる光とに分岐されます。この機構のカメラに「PL」を使用すると、ハーフミラーの光を分岐させる機能に干渉が起こり、AFや測光機能が作動不良になります。
一方、CPL(サーキュラーPL)の場合、偏光膜を通過した直線偏光が位相差板を通過すると、円を描くように回転する光(円偏光)に変化します。これによりカメラのハーフミラー及びローパスフィルターへの機能干渉を避けることができ、露出計やオートフォーカスを正常に動かすことができます。
「PL」と「CPL」では反射を除去する効果はどちらも同じです。