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ミノルタ レフレックスに代表される往年の名玉にインスパイアされ、その描写を現代に復刻させました。ミラーレンズ特有のユニークなボケと、油絵を彷彿させる描写が写真家の創造力をかき立てます。
高画質で透明感のある描写と、ミラーレンズ特有のリングボケとブラッシュストローク効果。焦点距離250mm F5.6でフルサイズに対応し、最短撮影距離は2m、高倍率のマクロ撮影が可能です。フォーカスリングは270度回転し、ピント合わせがしやすくなっています。反射鏡は48層の誘電体多層膜コーティング、光学ガラスには広帯域反射防止（BBAR）コーティングが施されています。
対応マウント：SONY Eマウント／CANON RF・EFマウント／NIKON Z ・ Fマウント／FUJIFILM G・Xマウント／HASSELBLAD XCDマウント
望遠レンズは焦点距離が長くなるほど、レンズは長大になり、色収差も大きくなります。レフレックスレンズは鏡の反射作用をレンズ設計に応用することで、これらの問題を解決。望遠ながらも軽量、コンパクトで色収差もないレンズが誕生しました。
通常のレンズが「光の屈折」を利用して集光するのに対して、レフレックスレンズは、光学設計に２枚の反射鏡を組み入れることで「光の反射」を利用して光を集めます。このレンズが「ミラーレンズ」とも呼ばれる所以です。この反射光学系に加えて、コマ収差や球面収差を補正するため、3群6枚構成の屈折光学系がイメージセンサーの前に組まれています。
「反射」と「屈折」の両方を組み合わせた反射屈折（カタディオプトリック）光学系と呼ばれるレンズ設計になっています。
レンズ開発においてベンチマークとなったのは、レフレックスレンズの名玉「Minolta 250mmm F5.6」でした。クラシックレンズの特徴を残しつつも、現代の高画素機に耐えうる画質を両立させるには、レンズを通過する光の量を増やして解像度を高める工夫が必要でした。解像感のあるシャープな画質、高い色再現性、クラシックレンズのボケ味、どこか絵画を彷彿させるような幻想的な写真描写。最新のテクノロジーとクラシカルな芸術性を融合させることで、往年の名玉を、撮り手の創作意欲を高める新しいレンズとして甦らせることができました。
「焦点距離をいくつにするか」はこのレンズ設計における重要な問いでした。
レフレックスレンズは、入射光の中心に鏡が配置されているため、絞り羽根が組み込めません。結果として「絞り値が固定になる」のは、このレンズの構造的な特徴といえます。被写界深度を決める残された要素は、焦点距離。レンズの焦点距離を決めることが、このレンズで撮影できる被写界深度を、つまり写真のボケ具合を決定することになります。
レンズは焦点距離が長いほど被写界深度は浅くなり、背景のボケが強調されます。一方で、ピントを合わせるのが難しくなったり、画角が狭くなるという問題もあります。表現の自由度や使いやすさなど、さまざまな要素を考慮し、私たちは250mmがレフレックスレンズに最適な焦点距離だと考えました。
「反射」と「屈折」。光の性質に合わせて、それぞれ異なる表面処理技術が要求されます。高い反射率が求められる反射光学系の反射鏡には、48層もの誘電体多層膜コーティングを施すことで、広波長域にわたり98％を超える反射率を達成しています。
一方で、屈折光学系のガラスは、たくさんの光を透過することが求められるため、反射を防止する必要があります。当社がシネマレンズの開発で培った広帯域反射防止（BBAR）コーティングの技術がここでも活かされています。「反射」と「屈折」の両方で最先端のコーティング技術を用い、画質を大幅に向上させることで、現代の高画素デジタルカメラに耐えうる高い解像力と色再現性を達成しています。
特殊な光学ガラスの採用と独自のコーティング設計により、オールドレンズの温かさと、現代レンズの描写性能を両立させました。フォーカス面は鮮やかな発色と透明感のある抜けの良い写り。オールドレンズを彷彿させる柔らかさと温かみがあり、背景に生まれる油彩筆で描いたような輪郭線が油絵のような雰囲気を醸し出します。またこのレンズ最大の特徴であるリングボケは、カレイドスコープを覗き込んだ時のような無限の奥行きを写真に与えてくれます。
小さな被写体を大きく撮ることができます。
フォーカスリングの可動域が広いため、ピントが合わせやすい。
SONY Eマウント／CANON RF・EFマウント／NIKON Z ・ Fマウント／FUJIFILM G・Xマウント／HASSELBLAD ・XCDマウント
| Table header 0 | Table header 1 |
|---|---|
| 対応マウント | ソニーEマウント / キヤノン RF・EFマウント / ニコン Z・Fマウント / フジフイルム X・Gマウント / ハッセルブラッド・XCDマウント |
| 焦点距離 | 250mm |
| 絞り | F5.8(固定) |
| 画角 | 9.9° |
| 最短撮影距離 | 2.0m |
| レンズ構成 | 3群6枚 |
| フォーカス | マニュアルフォーカス |
| フィルター径 | 62mm |
| サイズ／質量 | Eマウント： 69mm x 100mm／407g RFマウント：69mm x 99mm／417g EFマウント：69mm x75mm／381g Zマウント：69mm x 102mm／417g Fマウント：69mm x73mm／368g Xマウント：69mm x 100mm／404g Gマウント：69mm x 94mm／437g XCDマウント：69mm x 100mm／416g |
